心はいつも山頭火 品切れ

    著者 泉 ゆきを    定価 (本体1,500円+税)
    A4判変型   64頁  all color ISBN978-4-8195-0240-5

 山頭火の句に心を奪われた著者が、
  山頭火の句にユーモアと情緒溢れる絵を添えた。
   山頭火の流浪孤独な生涯にほのぼのと迫る。

  


cover

     



       

      

             

       

       あとがき
 
            私は「心はいつも山頭火」を雅号として使っていますが、それを見た漫画仲間の
            知人から、ある日、山頭火を描いてみませんか。山頭火の人間性や心情がわか
            るよう、書画一体で、洒落に漫画っぽく・・・と言われました。好きな山頭火のこと
            ですから、そのイメージで世の中を見れば描くネタに事欠かないと思い、私は二つ
            返事で引き受けました。
            ところが私は、根っからの描き込み好きで、ついつい紙面が黒くなるほど描き込み、
            しかも絵柄によっては、余白にびっしりと、山頭火の日記の文字を、一字一句落と
            すことなく書き加えたりしました。絵の中に山頭火の遺した言葉を書き入れることは、
            私にとって写経の心境に近いものがあったからです。
            そして私は、特に書道を習った記憶はありませんが、自己流の自分の字が、ことの
            ほか好きです。それで漫画の中に、絵と字のバランスをとりながら、よく「自分好み」
            の字を書いています。
                                                         著者