硬筆書写技能審査基準
    
                        一般財団法人 日本書写技能検定協会

  4 級  程度・・・硬筆書写の基礎的な技術及び知識をもって書くことができる。

領域 内容
実          技
 1. 漢字及び仮名など
  ○漢 字  ア) 楷 書
  ○仮 名  イ) 平仮名、
             片仮名
  ○その他  ウ) ローマ字、
             アラビア数字、
             符号など

 ア) 多く用いられる平易な漢字の点画、筆順を正しく
   字形を整えて書くことができる。
 イ) 平仮名、片仮名を正しく字形を整えて書くことが
   できる。
 ウ) ローマ字、アラビア数字及び符号などを正しく書く
    ことができる。

 2. 文章及び文書
  ア) 漢字仮名交じり文
  イ) 諸文書の書式

 ア) 平易な漢字仮名交じり文(ローマ字やアラビア数
   字の交じっているものを含む。)を正しく整えて書
   くことができる。
 イ) 日常生活に必要な届、願、通知、掲示、報告など
   簡単な文書を定められた形式に従って正しく書く
   ことができる。

 3. 視写及び聴写(能率的な
   速書き)

    一定時間内に一定の字数の文章を誤りなく書く
    ことができる。
理       論
 4. 国語の表記法
  ○現代国語の表記法
  ア) 常用漢字の字体、音訓、
     筆順及び現代仮名遣い
  イ) 符号の使い方など

 ア) 多く用いられる平易な漢字の字体、音訓、筆順
   に関する知識、理解をもっている。
 イ) 現代仮名遣いに関する知識、理解をもっている。
 ウ) 句切り符号などに関する知識、理解をもっている。

 5. その他
  ○硬筆書写に関する知識

    硬筆書写に関する用具(鉛筆、ペン、万年筆、フ
    エルトペン、ボールペン)、インキ、用紙などについ
    ての知識をもっている。

  注  この表において、「漢字」とは小学校学習指導要領の中で学習するものと指定して
       ある漢字をいうものとする。




硬筆書写技能検定 4級 試験問題の内容

実技問題 1問  速書き(約95字の文章を4分間で書く)
2問  漢字仮名交じり文5〜6字を書く
3問  縦書き(約40字の文章を書く)
4問  横書き(数字・ローマ字を含む約55字の文章を書く)
5問  掲示文(縦書き10字を2行で書く)
理論問題 6問  筆順(漢字とひらがな、かたかな)
7問  漢字書き取り(教育漢字)
合格点
実技・理論700点満点
合計460点